【妊活体験記】30代で自然妊娠するまでの期間とリアルな現実

30代で妊活したキッカケ

私たち夫婦は30代で結婚しました。なので、20代で子どもを作ることはそもそもありませんでした。

実は20代の頃から付き合っていたので、いわゆる「できちゃった結婚」も可能性としてはあったのですが、そうはならず…。結婚のタイミングもなんだかんだで少しずつ遅れていき、結果として30代での結婚になりました。

結婚1年目は、新婚旅行に行ったり、ライブを楽しんだり、充実した日々を過ごしていました。そんな日々の中で、1年が経った頃、「そろそろ…」という気持ちが高まり、30代ということもあって妊活を始める決意をしました。

子どもを育てるというのは、人生をかけた一大プロジェクト。だから、それなりの覚悟も必要だなと思いました。

そこで「旅行やライブはひとまずここまでにして、いよいよ妊活を始めよう！」と気合を入れて、新たな一歩を踏み出すことにしたのです。

（正直、その時は「すぐに妊娠できるだろうな」と楽観的に考えていました）

【30代 妊活】モンモンとした最初の数ヶ月

1ヶ月〜4ヶ月。いよいよ妊活をはじめる

さあ、いよいよ妊活のスタートです。最初の1ヶ月は、特に意識せず、普段通りの生活を続けました。

2ヶ月目。いつも通り生理（月経周期）が来て、「まあ、最初だし、来月に期待しよう！」と前向きに考えました。

そして3ヶ月目。またもやいつも通り生理が来ました。やっぱり簡単には妊娠しないよね、と思い、ネットで妊娠の確率を調べてみることにしました。

30代前半の妊娠確率は、1ヶ月あたり18〜30%程度だそうです。思っていたよりも高くないな、と納得し、「それなら、妊娠しなくても仕方ないか」と気持ちを切り替え、また次の月に期待することにしました。

そして4ヶ月目。いつも通り生理が来てしまいました。この頃になると、生理が来ることが残念で仕方ない気持ちに…。毎月「今月も来てしまったか」と、期待しては落胆する日々が続きました。

5〜6ヶ月目。サプリを飲みだす！

私は「葉酸（神経の発達をサポート）」と「鉄（貧血予防）」のサプリを飲み始めました。妊娠6週目までに葉酸と鉄を摂ると良いと言われていますが、6週なんてあっという間なので、事前に準備として摂り始めることにしました。

ちなみに、これは妊娠しやすくするためではなく、妊娠した時に備えるためのものです。

なぜか夫も一緒にサプリを飲み始めて、コエンザイムQ10を選んでいました（笑）。どうやら男性の精子の質を維持する効果が期待できる成分らしいです。ただ、サプリなので効果が実際にどうかは不明なところもありますね。

（ちなみに、この頃YouTubeなどで色々調べてみたら、サプリは薬ではなくただの食品だということを知りました）

7ヶ月目。基礎体温を毎日記録したよ！

この頃から、私たちは不妊治療を本格的に考え始めました。不妊治療では基礎体温の測定を求められる病院が多いと知り、Amazonで「基礎体温計」を購入しました。価格はだいたい2,000〜3,000円くらいで手に入ります。

ネットで調べてみると、「不妊治療を考えているのに、基礎体温を測っていないの？」と病院で言われたという経験談も見かけたので、念のため基礎体温を測ることにしました。

基礎体温計では、排卵がきちんと起きているかや、ホルモンバランスが整っているかを確認することができます。細かい分析は病院の先生に任せるとして、今のところは基礎体温をしっかり記録することが重要かなと思っています。

1ヶ月ほど記録をつけました。

【30代 妊活】いざ不妊治療センターへ

8ヶ月目。まだ妊娠しないので、不妊治療センターに行ってみることにしました。近場にいくつか不妊治療を行っている病院があったので、私たちは以下のポイントを重視して探すことにしました。

• 産科が併設されていて妊娠後に経過を見てくれる
• 初診の予約が取りやすい
• ホームページの案内が見やすく、親切
• レビューがそれなりに良い

これらを基準に探したところ、家から2駅先に条件をほぼ満たしている病院があったので、そこに決めました。

早速電話で予約が取れるか確認したところ、翌日には予約が取れました！場所によっては予約がなかなか取れないところも多いと聞いていたので、「初診の予約が取りやすい」という条件はやっぱり大事だなと実感しました。

予約が取りにくい病院だと、次の検査や治療もスムーズに進まなくなってしまい、通院を続けるのが大変ですからね。定期的に通うとなると、予約が取りやすい病院は本当にありがたいです。

ちなみに、不妊治療の理想的な検査タイミングは生理3〜5日目と言われています。それに合わせて通うことができるのがベストだと思います。

予約が取れたので、生理の3〜5日目ではない日に初診を受けることにしました。そのため、3〜5日目にしかできない検査は今回は受けられませんでした。

その日にできたのは、いつでも可能な感染症（クラミジア）検査と超音波検査だけ。それでその日の診察は終了し、他の検査は次の生理周期に合わせて行うことになりました。

特に他にすることもなかったので、その日はそのまま帰宅。初診の費用は3,520円でした。次回の生理のタイミングで予約することにしました。

先生との話

先生から基礎体温をはかっているか聞かれましたが、それよりも今後は「排卵検査薬を使ってみたらどう？」と提案されました。

排卵検査薬を使うと、排卵のタイミングが分かりやすくなるので、妊活のタイミングも狙いやすくなるとのこと。検査薬は2,000〜3,000円程度で購入でき、予想される生理の17日前から1日1回使用します。排卵が近づくと検査薬が反応するので、すぐに分かる仕組みです。

陽性反応が出ると2日以内に排卵が起こる可能性が高いので、そのタイミングが妊娠しやすい時期だと言われました。

【30代 妊活】妊娠検査薬

9ヶ月目。ついに生理が来ませんでした。生理が来ないことが、こんなに嬉しいなんて初めてです。

ドキドキしながら、あらかじめ買っておいた妊娠検査薬を試してみると…結果は「陽性」！9ヶ月に及んだ妊活も、ここでようやく終わりを迎えることができました。

他の妊活ブログなどを読んでいると、年単位で頑張っている方もたくさんいらっしゃるので、私たちは比較的早く妊娠できた方だと思います。だからこそ、妊活にはそれぞれのペースがあり、焦らずに向き合うことが大事だと感じました。

すべてはタイミングなのかもしれませんが、その道のりは決して簡単なものではありません。どの方もそれぞれの努力と想いがあると思うので、私たちもこの授かった命を大切に育てていこうと思います。

あと不妊治療センターには結局初診のみで、2回目は行かずに済みました。もし妊娠しなかったら不妊治療センターに通うことに決めていました。

（次回からは妊娠後の体験記を書いていきますね）